022-352-4252

お問い合わせフォーム

 〒983-0034 仙台市宮城野区扇町二丁目4-30

TOPページ事業内容技術開発部 > 橋梁補修・補強関係 > 橋梁長寿命化対策(スーパーホゼン式工法)

事業内容business

橋梁長寿命化対策(スーパーホゼン式工法)

日本国内の橋梁の多くは高度経済成長期に建設されたもので、 20年後にはその半数以上が築50年を迎えるとされ、一斉に老朽化の時期を迎えております。
また、老朽化に加え、 設計当時から増大した交通量や大型トラック等の普及により、橋梁へのダメージも過大になり、 危険度は増しています。
当社では、こうした問題を解消し、安全な橋梁を長く維持するための「橋梁長寿命化対策」として、また、日本建設保全協会 宮城県事務局として「スーパーホゼン式工法」の普及に努めています。

スーパーホゼン式工法とは

「橋梁の床版長寿命化対策工法」の一つで、RC構造の床版を橋梁下面側から補強する工法です。
従来、下面からの補強は、車両の振動・衝撃を受けて歪みが生じることが課題となっていましたが、 スーパーホゼン式工法では下面に網鉄筋をテーパー付T型アンカーで圧着固定し、床版の振動・衝撃を緩和することに成功しています。
2017年度には国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」においてVR評価(活用促進技術)を得ており、橋梁の長寿命化対策工法として期待を集めています。

3段階の補強工程

スーパーホゼン式工法は、3段階の工程によって既設床版と補強材を確実に一体化させます。

3段階の対策工程
第1段階:線で圧着
樹脂が通る「樹脂導入路」を作り、下地処理を行った後「テーパー付T型アンカー」を使用し網鉄筋を圧着固定させます。
供用中の床版は絶えず振動しているため、補強網鉄筋に緊張力を与えながら圧着固定します。
第2段階:全面で圧着
接着力の高いホゼン材(ポリマーセメントモルタル)を吹き付けることで、既設床版を増厚し、「線」の圧着を 「全面」での圧着としていきます。
第3段階:全断面で一体化
超低粘度エポキシ樹脂を補強部材の中にある残る微細な空隙や既設床版のひび割れ、豆板部に注入します。
これによって既設床版と確実に全断面で一体化させることができます。

スーパーホゼン式工法のメリットとは

1.補修と補強が同時にできる
ひび割れの多いRC床版などに補修と補強が同時にできるため、確実な長寿命化を可能にします。
2.通行止めの必要がない
橋梁下面側から施工する工法であるため、通行規制が不要で近隣の方々へ不便をかけずに工事を行うことができます。
3.工期が短縮できる
施工性に優れ、また使用する材料は軽量なので工期の短縮と工費削減が可能となります。
4.コストを抑えられる
施工にあたって通行規制の必要がなく、施工後は床版の損傷度を目視で管理できるためコスト面で経済的と言えます。

NETIS(新技術情報提供システム)とは

NETIS(新技術情報提供システム)とは、New Technology Information Systemの略で、国土交通省が運営する、民間企業等により開発された新技術の情報提供システムです。
スーパーホゼン式工法は2017年度にVR評価(活用促進技術)を得て登録されました。

 技術名称  スーパーホゼン式工法
 NETIS登録番号  CG-110038-VR
 事後評価  事後評価済み技術 (2018/02/15)

この他の工事、製品販売についても、お気軽にお問い合わせ下さい。

電話でのお問合せ

TEL:022-352-4252

受付時間:8:30~17:00

メールでのお問合せ

24時間受付中!