TOPページ > 事業内容 > 技術開発部 > 橋梁補修・補強関係 > 橋梁長寿命化対策(スーパーホゼン式工法)
日本国内の橋梁の多くは高度経済成長期に建設されたもので、 20年後にはその半数以上が築50年を迎えるとされ、一斉に老朽化の時期を迎えております。
また、老朽化に加え、 設計当時から増大した交通量や大型トラック等の普及により、橋梁へのダメージも過大になり、 危険度は増しています。
当社では、こうした問題を解消し、安全な橋梁を長く維持するための「橋梁長寿命化対策」として、また、日本建設保全協会 宮城県事務局として「スーパーホゼン式工法」の普及に努めています。
「橋梁の床版長寿命化対策工法」の一つで、RC構造の床版を橋梁下面側から補強する工法です。
従来、下面からの補強は、車両の振動・衝撃を受けて歪みが生じることが課題となっていましたが、 スーパーホゼン式工法では下面に網鉄筋をテーパー付T型アンカーで圧着固定し、床版の振動・衝撃を緩和することに成功しています。
2017年度には国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」においてVR評価(活用促進技術)を得ており、橋梁の長寿命化対策工法として期待を集めています。
スーパーホゼン式工法は、3段階の工程によって既設床版と補強材を確実に一体化させます。
NETIS(新技術情報提供システム)とは、New Technology Information Systemの略で、国土交通省が運営する、民間企業等により開発された新技術の情報提供システムです。
スーパーホゼン式工法は2017年度にVR評価(活用促進技術)を得て登録されました。
技術名称 | スーパーホゼン式工法 |
NETIS登録番号 | CG-110038-VR |
事後評価 | 事後評価済み技術 (2018/02/15) |
当社での「スーパーホゼン式工法」による実績は下記のページをご覧下さい。
「スーパーホゼン式工法」による国久線国久橋の橋梁補修の施工実績です。
仙台市太白区の名取川を跨ぐ道路橋、羽山橋で「スーパーホゼン式工法」による補修工事を行いました。
宮城県加美町の北江川橋で、「スーパーホゼン式工法」による修繕工事を行いました。
当社は日本建設保全協会 宮城県事務局として毎年、橋梁補強・補修、RC構造床版補強についての技術講習会の運営を行っております。 過去に開催された講習会については下記のページをご覧下さい。
平成30年7月24日、仙台市福祉プラザにて「道路橋の長寿命化対策に関わる技術講習会」を開催いたしました。
平成28年9月29日、仙台市福祉プラザにて「道路橋の長寿命化対策に関わる技術講習会」を開催いたしました。